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狭心症、心筋梗塞の診断と治療法は、冠動脈造影検査、経皮的冠動脈形成術により飛躍的な進歩を遂げました。最近ではMDCT(MSCT)の登場により、CTによる冠動脈造影も可能となっています。一方、超音波検査も検査装置や検査手技ともに急速に進歩しており、最近では経胸壁超音波検査でも冠動脈の血流波形は、ほとんどの症例で記録可能となりました。
当院では特殊な血管超音波検査である冠動脈エコーや、負荷エコー、カラーキネシス法などにより、非侵襲的な方法で狭心症を診断し、早期発見・早期治療に取り組み、食事指導や運動指導などを行うことで再発防止に努めています。検査の結果、冠動脈造影検査を受ける必要があると判断した場合、適切な専門病院に紹介しています。
また冠動脈形成術(PTCA、ステント)やバイパス手術後の患者さんには、冠動脈エコー、負荷エコー・カラーキネシス法などの検査結果を基に経過観察をしています。
狭心症・心筋梗塞の症状一般的に冷汗を伴う数分間の激しい胸痛が狭心症で、持続性の胸痛が心筋梗塞とされています。狭心症の場合、胸部の圧迫感や絞めつけ感、不快感などの症状が現れることが多く、動悸や息切れを伴う場合もあります。その痛みは、肩、背中、左腕にも伝わることがあります(放散痛)。また、胸部以外にも、胃、歯、下顎、喉の痛み、喉の絞めつけ感といった症状もみられますので、原因がはっきりしない場合は狭心症の可能性も考え、一度は検査を受けてみる必要があります。狭心症発作が、いつ何をしているときに生じ、強さがどの程度で何分間続くのか、いつ頃から始まったか、1週間で何回出現するか、毎日なのかなどで、狭心症は重症度が違います。狭心症発作が労作時に出現するものを労作狭心症といい、夜間や早朝などの安静時に出現するものを安静狭心症と云います。
心筋梗塞の場合、前兆として狭心症発作が起こるのは半数程度で、何の前触れもなく突然激しい持続性の胸痛発作が出現します。心筋梗塞では一刻も早く専門の救急病院に入院して、閉塞した冠動脈を再疎通させる治療を受ける必要があります。激しい胸部痛がさらに背部にまで広がる場合、解離性大動脈瘤という非常に重篤な疾患の可能性もあります。糖尿病の患者さんや高齢者の中には、全く胸痛を自覚しないうちに心筋梗塞を発症していることがあるので、注意が必要です。(無症候性心筋虚血、無痛性心筋梗塞)
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